私が小学校の6年生で、ジャス君が無事に帰還した夏だった。
ジャス君も暑かろうと思って、富士見橋まで行って、岩木川で涼もうと思った。
富士見橋の下まで来ると、民家も無いので、ジャス君のリードをはずしてやった。
ジャス君、自由になったのに、喜んで私の先導をしていた。
富士見橋の下に至ると、そこには、近くに住む人が黒毛和牛を繋いでいた。
この牛、人には慣れていたらしく、私には何も反応しなかった。
だが、私の先を行くジャス君には反応していた!
「何だ!
このちっこいヤツ!!」
さすがにジャス君、熱い視線を感じて、固まってしまった。
思わず、両足を踏ん張って、牛を睨んでいた。
仕方ない。
私は、ジャッス君の首輪を引っ張って、岩木河原に向かったのでした。

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