ジャス君を語る上で、最も重要な出来事が、この帰還ですね。
ジャス君が我が家にやって来た年のクリスマスイブの夜だった。
冬になって、散歩に使っていた農道も通行できなくったので、ジャス君を放し飼いにしていた。
日中、どこかで遊んで夕方、暗くなるまでには、我が家の玄関に戻ってくるジャス君だったのに、その日は帰ってこなかった。
もちろん、犬小屋にもいなかった。
翌日、放課後、暗くなるまで、ジャス君を探して歩き回った。
クルマに轢かれた犬の死骸も見たが、ジャス君ではなかった。
人生で、これほど悲しいクリスマスイブから年末、正月はなかった。
ひどく落ち込む私を見かねた祖母が、3月に気が優しくて若いジョン君をもらってきてくれた。
その3日後だった。
こちらをじっと見ている野良犬集団があった。
ひときわでかい白っぽい犬が、尻尾を振りながら私に近づいてきた。
もしやと思い、巻いてる尻尾を伸ばしてみると、真ん中に黒い毛がある。
まちがいない、ジャス君だ!
放蕩息子ならぬ野良犬ジャス君が、帰還を果たした!
早速、ジャス君をジョン君の元に連れて行くと・・・
まさかのご本人登場で、ジョン君、ジャス君の前では、平身低頭の態度だった。
ジャス君が、5代目に復位したことで、ジョン君は、隣家に引き取られたけど、その後は、行方不明に・・・
ジャス君、野良犬生活に未練があったのか、何度も野良犬集団を振り返りながら、私の元にやってきた。
まぁ、飼い犬だったら、確実に食事にありつけるからね。
野良犬生活も楽しいけど、空腹に耐えかねて帰還したのが、ジャス君の本音かな(^^?)
3ヶ月間の失踪中、どこかで囚われていたらしく、首輪の金具が錆びていなかった。
どーやら、食べる物には、こだわりのあるジャス君、持て余されたのかな(^^?)
それで、野良犬生活になったみたいだった。