2023年9月19日火曜日

ジャス君、最期


 


 1979年の6月だったと思う。

 その年の3月末には、私は横浜にいた。

 ジャス君、私がいなくなったコトで、家族の誰にも面倒を見てもらえなくなった。

 大好きだった祖母も、寝たきりになり、誰にも気づかれないまま、衰弱していったジャス君だった。

 6月のある日、ぐったりしたジャス君を発見した親父殿は、町内にある警察犬の訓練所の獣医師を呼びにいって、ジャス君を看てもらった。

 かなり衰弱して、回復の見込みが無いコトから、注射で安楽死した。

 親父殿は、推定20Kg以上もあるジャス君を自転車に乗せ、斎場に行った。

 遺骨を引き取るか聞かれて、持ち合わせが足りなかったので、引き取りはしなかった。

 ってことで、ジャス君は、弘前斎場のペットのお墓に埋葬されました。

 そして、その年のお盆には、ジャス君が残した緑色の首輪を我が家の墓所に片隅に埋めた。

 ジャス君が死んで、4年後に現在の場所に引っ越してきました。

 それまでの、古い家には、ジャス君がいなくなっても、そこかしこにジャス君の毛が付着していました。

 現在の家に引っ越した直後は、古い家から持ってきた家具に、ジャス君の毛が付いて、びっくりしたものです。


 ジャス君は、死んでしまって今年で44年になります。

 ある時は、弟のように、またある時は、子供のようだったジャス君。

 ジャス君は、犬なのに、ジャス君を通して社会性や心のつながりなどに思いをはせることができるようになったと思います。


 後年、井上洋治神父が主宰された風の家にお邪魔するようになり・・・

 当時、神学生だった伊藤幸史氏に酒席とは言え、ジャス君のコトを熱心に話したら、ぽつり・・・


「死ぬと、その犬に会えます。」


 これは、私に圧倒的な慰めになりました。

 私にうち捨てれたと思いなから、絶望のうちに死んでしまったジャス君に、胸を張って再会できるまで、生きたいと思いました。


 現在、伊藤幸史神父は、長野県の小谷村で信州風の家の活動をされています。



 さうさう、今年は忠犬ハチ公の生誕100年だそうです。

 渋谷区や大館市で、この秋、イベントがあるそうです。

 秋田犬を見かけたら、ワサオやジャス君のコトも思い出してください。




2023年9月18日月曜日

ジャス君、普段のゴハン


 


 親父殿が務める会社の近くの食品スーパーで消費期限が切れた若鶏のモモをもらってきて、これを煮込んだスープがベースになる。

 このチキンスープは、冷蔵庫で保存され、一年中供される。

 このほかには、我が家で食べ残した煮魚が入るコトもあった。

 あとこれに、白飯が付いて、我が家特製のチキンスープがかかっていた。

 だけど、ジャス君、喜ばない。

 だって、ジャス君、パンが食べたい!

 できれば、一斤の食パンから2枚取れる厚手の”耳”を、食べたい!!


 ちなみに、こんな時、私は、冷凍ハンバーグが夕食に出ていました。

2023年9月17日日曜日

ジャス君、ワンワンとは吠えない


 


 ジャス君、大型犬の秋田犬に近い、そのためか、ワンワンとは吠えない。

 バウバウって、感じかなぁ(^^?)

 いや、バゥバゥって、感じが近いかな(^^?)


 この吠え方は、飼い犬に特徴的で、人に飼われたコトが無い野犬は、うなるだけで、「ワンワン」とは、吠えないものらしいです。

 飼い犬は、人間と同じようにしゃべりたくて、口を動かしているらしいのですが、声帯が無いので、「ワン」になってしうらしいです。


 ちなみに、ジャス君は、非常に無口で、自宅にいれば、警戒して吠えるだけで、決して無駄吠えをしなかった。

 一度だけ、修理の終わった父の自転車を、私が自転車から乗ってきた時、私に向かって吠えていましたね。

 で、私の姿を見て・・・


「何だよぉ、無駄なモノに向かって吠えてしまったよ!」


 って、感じのバツの悪そうな顔をしていました。

 自転車の音だけ聞けば、親父殿、歩く音は、私なので、ちょっと混乱したジャス君であった。

2023年9月16日土曜日

ジャス君、来る者は拒まず・・・


 


 行く者は追わずでしたね。

 期間は短かったですが、ジャス君にも放し飼いの時期があります。

 そんな時、野良犬仲間を引き連れて楽しそうに走り回るジャス君がいた。

 3ヶ月間の放蕩生活も終わるときにも、野良犬グループの中にジャス君はいた。


 児童公園みたいな場所でも、近所の飼い犬と交流する時も、初対面の犬にも仲良く接していた。

 でも、小さい犬には、接し方が分からず、顰蹙を買ったこともありましたが、概ね良好でした。

 こんなところが、私と似ているかも知れませんね。


 自らリーダーになるわけでもないけど、常に群れの中心いて、仲間を増やす。

 いやぁ、何か妙に私に似ている感じが(^^;)/

2023年9月15日金曜日

ジャス君、キツネ並みの大ジャンプ


 


 ジャス君、真冬には雪に覆われた田んぼを散歩コースにすることがある。

 すると、時々、キツネみたいなこんなジャンプをやることがある。

 キツネは、雪の下にいるネズミを狙っているらしい。

 でも、ジャス君は、雪に埋まったあめ玉を探して、こんな格好でジャンプしています。


 前にもブログに書いたけど、ジャス君って、バターボールが大好きだ!

 だけど、上顎にくっついてパニックを起こす。

 それでも、毎年、冬になると、果敢にバターボール狙って大ジャンプを繰り返すジャス君だった。

2023年9月14日木曜日

ジャス君、朔日山には良い思い出が無い


 


 ジャス君の思い出で、度々言及してきたお山参詣の朔日山!

 今年は、明日が朔日山になる。


 今から45年前、この季節、ジャス君を連れて早朝からの散歩だった。

 下町から上町に上がる坂道の途上、ふと背後に気配を感じて振り返ると!

 丁度、岩木山に登る人たちの松明の明かりが見えた。

 正に、荘厳な景色だった。

 この感動を、私だけでは、もったいないと思い、傍らにいたジャス君をヨッコラショと抱き上げて、岩木山を指さした!

 だけど、ジャス君は、近視で、遠景に興味が無い。

 ひたすら、急に抱っこされて痛がるジャス君だった!!


「一体、何なんだぁ!」


 身体をくねらせて、苦渋に満ちたジャス君だった(^^;)/

2023年9月13日水曜日

ジャス君、自覚が無いらしい?


 


 ジャス君を子犬の頃から飼っているので、成犬になっても、そんないに大きいと思ったコトは、無かった。

 実際のジャス君は、写真で見て感じる以上に大きかったみたいです。

 正確に計ったコトが無いのですが、抱っこした印象では、20Kg以上はあった感じでした。


 そんなコトよりも、ジャス君自体、大きくなった自覚が無いらしいです。

 要するに、子犬のままの大きさだと思っているらしいのです。

 そんなことで、思い当たるコトがいくつかあります。


 公園のベンチに座って一休みしていると、ジャス君もベンチの腰掛けてきて、私に全体重をかけて寄ってくるとか・・・

 子犬だった頃の習慣なのですが、成犬になってもやっていました。

 でも、不意を突かれて20Kg以上の体重を預けられて、私がひっくり返ってしまうこともあった。

 そのたびに、不思議そうに見ているジャス君だった。


 木陰のベンチで横になっていると、ジャス君、傍らにお座りしていたかと思うと・・・

 『ニヤッ』と、目が笑った次の瞬間、なぜか私の体の上に腰を下ろすジャス君!

 慌てて、ジャス君をどかすと・・・


「あぁ、やっぱりだめかぁ」


 って、残念感が漂うジャス君であった。

2023年9月12日火曜日

ジャス君、印象は?


 


 総じてジャス君、遠慮がち・・・

 人間が上位で、自分は下位だと思っている感じがする。

 ジャス君の先代のシロ君は、極めて自己主張が強かった。

 そのせいなのか、ジャス君は、至って控えめな自己主張に見えた。


「いやぁ、この状況なら、分かるよねぇ?」


 って感じで、さり気ない自己主張が、得意なジャス君だった。

 ボクが欲しているコトは、あなたなら分かる!

 そんな信頼が、ジャス君には有ったみたいです。

 そんなコトも解できない野暮は、ジャス君の苦手でしたね。

 筆頭は、お袋殿ですかね(^^;)/

 そーすると、祖母は、ジャス君のコトを思って、色々やってくれるので、絶大に信頼してみたいです。

2023年9月11日月曜日

ジャス君、牛乳はそれほど好きではない


 


 ジャス君、お腹を壊した時や、夏場の体力が落ちる頃、ジャス君に牛乳を与えていた。。

 だけど、呑みっぷりが良くない。

 これが、ヨーグルトだと、食いつきが全く違う。

 鼻息も荒く、グイグイ、ヨーグルトを嘗めまくる。


 最近知ったのだけど、牛乳でお腹を壊す犬がいるらしい。

 消化が良くないので、一般的に犬は、牛乳は好まないものらしい。

 だけど、ヨーグルトは、消化が良いので、犬、それも子犬のうちなら、牛乳でなく、ヨーグルトが良いみたいです。

2023年9月9日土曜日

ジャス君、干し鱈の皮、大好き!


 


 今まで、散々、ジャス君のコトを書いてきたのに、こんな大事なコトを忘れていた。

 『秘密のケンミンSHOW極』でも取り上げられていたけど、津軽の郷土料理・干し鱈に玉子を話題にせねば(^^;)/


 干し鱈に玉子を和えるだけのおつまみで、一般家庭でも、飲み屋さんのお通しにも良く出てきます。


 我が家では、親父殿の晩酌のお供がこの『干し鱈に玉子』なんです。

 で、ジャス君には、干し鱈の皮が支給される。


 祖母が、夕方頃、せっせと干し鱈をほぐしていると、もぉ、すでにジャス君、尻尾を盛んに振っている。

 ジャス君にとって、この干し鱈の皮は、別腹らしく、丁度良いおやつになっているみたいだった。

 何しろ乾物になっている魚の皮なので、非常に堅い。

 ジャス君、そこがまた、ハマる要因だったかな(^^?)


 そっか、それで、ジャス君、祖母の言うコトには、ちゃんと従うのかぁ・・・

 何て、ヤツだ!!

ジャス君、室内犬?


 


 ジャス君の自覚では、自分のコトを室内犬だと思っているフシがある。

 そりゃ、我が家にやって来たのが、2月だったので、前年から工事が止まったままのお風呂場があったので、そこをジャス君の部屋にしていた。

 どーやら、ジャス君、個室を気に入っていたらしく、春になって工事を再開させるに当たって、犬小屋が作られ、屋外犬となった。


 だた、この辺は、ジャス君は、納得していなかったらしい。

 犬小屋に出されたとたんに、土佐犬に襲われるし、居心地の良かった屋内から引き離されたコトには、不満だったらしい。


 そのため、なにかと理由を付けて、家に上がり込もうとしていた。

 やれ、雨が降ってきただの・・・

 やれ、屋根から雪が落ちてきて犬小屋が埋まっただの・・・

 家の中にいて、音やニオイが感じるコトができれば、ジャス君、満足だった。


 ただ、家の中は良いけど、座敷に上がりたくない。

 それは、座敷でオシッコをしたのをお袋殿に咎められたのが、トラウマになっているらしい。

 ジャス君を時々、足をちゃんとキレイに拭いて、座敷に上げてやっても、落ち着かない様子だった。


 あれほど、お袋殿に媚びてお弁当のおかずをゲットしていたジャス君、きっと思ったに違いない。


「こんな、はずではなかった!」


 でも、良いじゃない。

 おばあちゃんが、優しくて!

2023年9月8日金曜日

ジャス君、大飯ぐらいだけど・・・


 


 確かにジャス君は、よく食べる。

 だけど、いつものゴハンが少ないと、文句を言ったりしない。

 ジャス君の先代のシロ君は、ゴハンを平らげるたびに・・・


「食べてしまったぞぉ!」


 って、吠えまくっていた。

 シロ君って、白くて痩せっぽちの犬なのに、食べる量が半端なかった。

 で結局、シロ君は、黒石の親戚に引き取られて行った。


 そーすると、ジャス君は、決して満足行くまで食べていたわけでも無いけど、不満を漏らさなかった。

 野良犬の経験があるから、翌日も必ずゴハンの保証があるだけで、充分だったのかな?

2023年9月7日木曜日

ジャス君、おばあちゃん大好き!


 


 ジャス君を飼ってみて謎だったのが、良く躾けられていて、お利口さんだったコト・・・

 上京して間もなく、ジャス君が死に、祖母も亡くなり・・・

 やっと気がついた。

 ジャス君の初歩的な躾けって、祖母がやっていたんだ!


 祖母は、犬を躾けようなんて思わず、人間の子供にでも諭すように、やって良いコト、悪いコトを自然に教えていたのかな?

 生前、祖母は言っていた。


「犬でも、よく話せば、分かってくれる。」


 祖母は、褒めて育てるタイプなので、そこがジャス君には、良かったのかも知れませんね。

 ジャス君、私には決してしないのですが、祖母の前では、お腹を上にしてひっくり返るのでした。

 いわゆる、『ヘソ天』ですよね。

 ジャス君、祖母には、全幅の信頼を寄せていたみたいです。

2023年9月6日水曜日

ジャス君、わさおのおかげ


 


 わさおが登場したおかげで、ジャス君の正体が分かった。

 ジャス君って、わさおと同じ秋田犬の長毛種で、更に雑種だと言うコトみたいだ。


 当初は、ジャス君って、よくありがちなスピッツ系の雑種だと思っていたけど・・・

 でも、ジャス君、スピッツみたいに華奢な身体じゃなくて、わりとゴツい骨格だった。

 秋田犬の系統なら、そのゴツい体つきは、理解できる。


 以前、大館市の『秋田犬の里』と言う施設にいったら、来館者がジャス君そっくりな秋田犬を連れて来ていて、相当びっくりしたコトがあります。



・秋田犬の里

https://akitainunosato.jp/

2023年9月5日火曜日

ジャス君、なまはげ効果


 


 自我を獲得しつつある時期に、怖い体験と、家族の愛情に支えられて、わがままを克服するのに、秋田県は男鹿に伝わる『なまはげ』って、効果があるみたいです。

 詳しい話は、リンクにありますので、ご参照ください。


 さて、我が家のジャス君、2月に我が家にやってきて、3月下旬には、屋外の犬小屋に移って早々に、近所の土佐犬に襲われて、そーとー怖い目に遭った。

 だけど、我が祖母、多くの子供を育てた経験から、反射的に飛び出していって、ジャス君の咬まれた前足を手に取り・・・


「痛いの痛いの、飛んでいけぇ!」


 って、言ったら、ジャス君、見違えるくらいに元気になって・・・


「もぉ、ボク大丈夫!」


 って、言わんばかりにすっくと立ち上がった!


 怖い体験をしたあとに、身近な人に大切にされていると確信すると、色々と自覚するモノがるみたいです。

 ちなみに、新宿歌舞伎町の某スナックで、同席していた幼児教育の専門家曰く・・・


「人の子供なら、わかるけど、犬でも同じ効果があるなんて!」


 さうなんです、少なくとも人を含めた哺乳類は、『愛』が無ければ育たないと思います。



・イヤイヤ期に効く!なまはげの効果

https://mammami-a.club/?p=10981

2023年9月4日月曜日

ジャス君、そこは違う


 


 ジャス君は、「お座り!」って、言う前に既に座っていたり・・・

 なんてことが、よくあった。


 ある時だった。

 狭い歩道を歩いていて、信号が赤に変わったので、立ち止まったら、ジャス君、ちゃんとお座りして待っているのは良いけど・・・


 そこ、私の足!

 何と、ジャス君、私の足の上にお座りしていた。

 いくら、場所が狭いからといって、何で私の足に座るのだ?

 私が足を上げると・・・


「ん?

 何だぁ??

 変なモノに、座っていた!」


 ぉぃぉぃ、私の足だってコトを、認識してよ!

2023年9月3日日曜日

ジャス君、掃除機に立ち向かう


 


 ジャス君のもふもふの体毛には、本当に困った。

 ほぼ一年中、抜けて飛んでは、どこかに引っかかっていた。


 そこで、掃除機でジャス君の体毛を吸い取ろうとしたけど・・・

 ジャス君、掃除機に向かって吠える、吠える!


「何だぁ?

 こいつ、音が怪しい!」


 ジャス君、目が訴えていた。

 掃除機ごときでは、暴れるジャス君の体毛は抜けなかった。

 せいぜい、抜け落ちた体毛を吸い込むのがやっとだった。


 ジャス君が死んでしまって数年間、我が家のそこかしこに体毛が付いていた。

2023年9月2日土曜日

ジャス君、何故か私にそっくり?

 



 ジャス君って、何故か私と似ている部分がある。


泳げない。

食べるモノに拘りがある。

自己主張が割と強め。

パンが好き。

怖がり。

乳製品が好き。


 まぁ、用心深いところは、ジャス君ならではの特徴かな?

2023年9月1日金曜日

ジャス君、ミルキーは・・・


 


 まぁ、一般的には、『ミルキーはママの味』なんだけど、ジャス君にとって、恐怖の味だった(@.@)


 どっかの公園で、女の子からミルキーをもらったジャス君・・・

 ミルキーが上顎に張り付いて取れなくなって、パニックになるジャス君であった(^^;)


 でも、おかしいのは、ミルキーが張り付いているのは、口内の上顎なのに、ジャス君、鼻口部を前足で押さえていた。

 気持ちは、分かるけど、そこは、違うよ(^^;)


 散々暴れた挙げ句に、舌でミルキーを押し出すのに成功した。

 ジャス君、どっと疲れていた(>_<)

ジャス君、最期

   1979年の6月だったと思う。  その年の3月末には、私は横浜にいた。  ジャス君、私がいなくなったコトで、家族の誰にも面倒を見てもらえなくなった。  大好きだった祖母も、寝たきりになり、誰にも気づかれないまま、衰弱していったジャス君だった。  6月のある日、ぐったりしたジ...