それは、ある年の厳冬シーズンだった。
一面の雪原と化した農道を散歩していたら、急にジャス君、『カッ!』と口を開いたかと思うと、もの凄い表情で降ったばかりの新雪を頬張っていた。
ん?
ジャス君、何でそんなコトするの?
いやいや、そもそも、そんなコトをどこで覚えたの??
「お前が、手で雪をすくって口に入れていたろ!
ボクも、ボクなりの工夫で、雪を食べているだけだよ!!」
そっか。
そう言うコトだったのね。
確かに、容器に入った水は、凍っているもんね。
1979年の6月だったと思う。 その年の3月末には、私は横浜にいた。 ジャス君、私がいなくなったコトで、家族の誰にも面倒を見てもらえなくなった。 大好きだった祖母も、寝たきりになり、誰にも気づかれないまま、衰弱していったジャス君だった。 6月のある日、ぐったりしたジ...
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