2023年4月27日木曜日

ジャス君、小さいヤツは嫌いだ

 


 あれは、私が中学生の頃だったかな。

 中学の学区内にある大きめの児童公園まで、ジャス君を散歩に連れて行った時のことでした。

 自宅からだと、3Kmばかり離れた場所だったので、公園のベンチで一休みしていると、近所の人たちも、チワワやパピヨン、ミニチュアダックスフントなんかの小型犬を遊ばせ始めた。

 すると、見慣れない大型犬のジャス君を取り囲んだ小型犬たちは、しきりに遊ぼうと誘うのだった。


「あそぼう!

 あそうぼうよ!!」


「あぁ、めんどうくさいなぁ。

 じゃ、あそうぼうか?」


 ジャス君、口先で集まっていた小型犬をちょいと、小突いただけなのに、飛んで行ってしまった。

 これには、当の小型犬、猛抗議をしてきた。


「キャン! キャン! キャン!

 いじめている!!」


 これには、ジャス君も困り顔だった。


「そんなぁ・・・

 ボクは、遊ぼうとしただけなのに・・・」


 さて、小型犬の一団が去ったあと、今度は、ベビーカーに乗った赤ちゃんが現れた。

 赤ちゃん、腕を精一杯伸ばして、ジャス君の耳を引っ張ろうとしていた。

 ジャス君、さすがに邪険に扱うことも出来ず、必死に首を振って赤ちゃんの小さな手を交わしていた。

 私は、この状況を見つけて、ジャス君共々、慌てて現場を逃げ出した。

 いくら優しいジャス君でも、限度はあるからね(^^;)


「小さいヤツは、苦手だ!

 あいつら、遠慮が無い!!」


 ジャス君の心の声が聞こえてきそーだった(^^;)

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