ジャス君が我が家に帰還した年(1972年)の春だった。
近所の親戚をジャス君を連れて訪ねていった。
そこの家でも、最近子犬が生まれて、一番元気な子犬を一匹だけ残していた。
コロって名前のメスの犬だったけど、その後10年以上も生きたらしいです。
でも、この頃は、まだまだ幼い子犬だった。
親犬は鎖に繋がれていたので、子犬の遊び相手としては、不十分だったのかな(^^?)
この子犬、自由に動けるジャス君に「遊ぼう! 遊ぼう!」って、誘っていた。
ジャス君も、気安く相手をしていた。
だけど、疲れを知らない子犬の体力について行けなくなったジャス君、遊ぶのを止めて休もうとした。
それでも、相変わらず子犬は、遊び足りないのか、しきりに遊ぼうと誘っていた。
ジャス君、疲れ果てて、座り込んでしまった。
それでも、お構いなしに子犬が誘うと、ジャス君、急に首を左右に振った。
これは、ジャス君の『NO!』のサインなんだ。
更に誘う子犬をひらりと交わしたジャス君、前足で子犬の首根っこを押さえた。
この時点で、まだこの子犬が何をされたか理解していなかった。
新しい遊びだと思った子犬は、ジャス君に押さえつけられながらも、ジタバタしていた。
ジャス君、恐そうな形相でうなって見せた。
「こら!
止めなさい!!」
と、言いたげなジャス君だった。
子犬は、コトの重大さを知り、「キャン、キャン」鳴きながら親犬の元に一目散に逃げ込んだ。
ジャス君は、やっと解放された。
日向でゆっくり昼寝するジャス君だった。
すると、逃げ出した子犬が、ジャス君の元に恐る恐る近づいて来て、ジャス君のお腹を枕に、子犬も寝入ってしまった。
親犬は日陰で、眼を細め、子犬とジャス君は、折り重なるよーに、昼寝をしていた。
2羽のモンシロチョウが、飛んでいて、誠に平和で、穏やかな時間が流れていた。

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