それは、ある年の晩秋だった。
以前、ジャス君が2本足で逃げ出した門の向かいのブロック塀だった。
そんな遅い時間でもなかったけど、クルマのライトがつき始めていた。
ジャス君の影が壁に映し出されたていたが、クルマが近づくとその影は、大きくなっていった。
ジャス君、何を思ったのは、その大きくなる自分の影に向かって吠えていた。
私は、先を急いでいたので、リードを引っ張ると・・・
「えっ?
これって、怪しくないの!?」
って、ジャス君、何度も壁を振り返りながらリードに引っ張られて行った。
1979年の6月だったと思う。 その年の3月末には、私は横浜にいた。 ジャス君、私がいなくなったコトで、家族の誰にも面倒を見てもらえなくなった。 大好きだった祖母も、寝たきりになり、誰にも気づかれないまま、衰弱していったジャス君だった。 6月のある日、ぐったりしたジ...
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