2023年5月21日日曜日

ジャス君、自分の影に吠える

 


 それは、ある年の晩秋だった。

 以前、ジャス君が2本足で逃げ出した門の向かいのブロック塀だった。

 そんな遅い時間でもなかったけど、クルマのライトがつき始めていた。

 ジャス君の影が壁に映し出されたていたが、クルマが近づくとその影は、大きくなっていった。

 ジャス君、何を思ったのは、その大きくなる自分の影に向かって吠えていた。

 私は、先を急いでいたので、リードを引っ張ると・・・


「えっ?

 これって、怪しくないの!?」


 って、ジャス君、何度も壁を振り返りながらリードに引っ張られて行った。

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