2023年8月26日土曜日

ジャス君、老犬はつらいよ


 


 1977年に我が家の物置を解体して、離れを建てた。

 その時期に、裏口から洗濯機置き場、犬小屋、離れに至る部分をコンクリート叩きにした。

 まぁ、この部分でも、隣家と接する場所は、土がむき出しになっていて、夏には、ジャス君がクールダウンに使っていた。


 で、困ったのは、厳冬期だった。

 母屋と離れの間は、冬囲いが施され、屋内同様になる。

 これは、ジャス君も、喜んでいたけど・・・

 唯一の難点が、コンクリート土間だった。

 厳冬期は、かなり寒いらしい。


 ジャス君、どんなに寒くても、犬小屋は嫌いだったみたいです。

 特に冬、落雪で埋まりかけて以来、トラウマになっているらしい(^^?)

 それで、真冬でも、コンクリート土間で寝ていたけど・・・

 目が、『辛い!』って、訴えていた。


 そこで、近所のスーパーから発泡スチロール製の魚箱をもらってきて、ジャス君にやると、すっかり気に入っていた。

 ある冬の朝、離れからジャス君を呼ぶと、発泡スチロール製の魚箱から出てこない。

 ジャス君、目が訴えていた。


「用事があるなら、おまえが来い!」


 私が行かないと・・・

 意を決したように、発泡スチロール製の魚箱から出て、コンクリート土間に立った。

 それでも、私が行かないと・・・

 発泡スチロール製の魚箱に戻るジャス君だった。


「なんだよぉ!

 こっちは、決死の覚悟で出てきたのに、ただの冷やかしかよ!!」


 ぶつぶつ、文句を言いたそうな目を、私向けていた。

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